呑んで復興!「熊本の酒×全国の地酒」@熊本城

2019年08月17日

皆様、いつもありがとうございます。

2017年10月7日(土)に和醸和楽で「熊本復興イベント」を遂に開催する事が出来ました。

2016年4月に起きた熊本地震。
何日間も続いた地震により多くの人や建物に多大な被害をもたらした事は未だに記憶に新しい。
熊本には和醸和楽メンバーの「たちばな酒店」さんや、お世話なっている酒販店さん、日本酒や焼酎蔵の同業者の仲間も多くいます。
震災の数ヶ月後に私も熊本を訪れましたが、被害の大きさにびっくりしたのを覚えています。

和醸和楽では毎年、何か大きなイベントを企画していましたが、
2016年はイベント開催をやめ、熊本の復興のために何が出来るのか考えました。
それが「呑んで復興」です!
日本酒は日本の力水(ちからみず)、私達の得意分野で熊本の復興の力になれるようにチーム一丸となって取り組みました。
このイベントのキーパーソンは熊本の和醸和楽メンバー「たちばな酒店」の田尻さん。
震災の影響でただでさえ大変な中、
被災中に助けてくださった方々への感謝の気持ちを形にしたいという想い、そして被災地に明るい笑顔を戻したいという想いから、
代表として進めてくださいました。
先日のイベントまでの1年以上、誰よりもガムシャラに動き、このイベントのために全てのエネルギーを注ぎ込んでいる姿は本当にかっこよかったです。
人には言えないような葛藤もたくさんあったと思います。
それでも、常に前を見ながら、「ピンチをチャンス」、「チャンスを形に」と自分に言い聞かせながら、私達を先導してくださいました。

このイベントは私達においても、とても大きな意味のあるイベント。
参加メンバーは和醸和楽のメンバーだけでなく、熊本の酒蔵、焼酎蔵にも入っていただき総勢51蔵。
これからの復興に最も大切なのは地元の絆とパワー!
そのためにも地元が誇る「お水」そして「お米」で醸された日本酒、焼酎の素晴らしさを再認識してもらう事が大切。
これが熊本の未来へ繋がります。

会場は熊本地震で大きな被害を受けた「熊本城」。
修復には莫大なお金がいるだけでなく、20年以上の歳月が必要だろうと言われています。
今までお酒のイベントは開催する事が許されていなかったこの場所、復興という気持ちを忘れさせない環境。
また、今回のイベントの売上は全て熊本城の修復に当ててもらうのが目的の1つ。

この大きな目標を掲げて、準備してきた復興イベント。
多くの方々に支えていただけたお陰で、無事に開催する事が出来、本当に良かったです。

イベント当日は素晴らしすぎるくらいの快晴。
さすが「火の国 熊本」、10月なのに30度近くまで気温が上がりました。

3000枚あった前売り券も完売。準備してあった当日券1000枚もほぼ完売。
オープン前から多くのお客様にお越しいただき、10時から19時半までずっと賑わっていました。
ゲストにはお笑いコンビの「ガリットチュウさん(福島さんが熊本出身)」、Miss Sake 2017 熊本代表の「渡辺 夢さん」、
そしてみんな大好き「くまモン」にも登場していただき、イベントは大盛り上がり。
私も「くまモン」にお会いするのは初めて、みんなが大好きになる理由がよくわかりました。
まだ20歳未満なので、お酒の飲めない「くまモン」。
お酒のイベントには参加していなかったのに、今回は熊本のためという事で参加してくれました。
皆様、本当にありがとうございました。

「被災地に明るい笑顔を」もスローガンの1つ。
会場が一日中、明るい笑顔で溢れていた日でした。
イベントに参加させていただいた、私達も多くのお客様やイベント関係者の方々から多くのエネルギーをいただきました。
こんなに素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。
どこで災害が起きてもおかしくない、今の世の中。
「助け合い」の大切さ素晴らしさを知っている私達、これからもこのバトンが続きますように。
熊本の復興はまだ時間がかかりますが、これからも様々な形で応援していきます。
これからも熊本に明るい笑顔が溢れますように。

最後になりましたが、このイベントにより、
熊本城に”3,605,625円”寄付する事が出来ました。
イベントにお越しくださった皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。
熊本のシンボルである熊本城が早く復旧する事を祈っています。